日替わりゲーム理論


2005

03/28 チキンゲーム - キューバ危機

最近管理人は20世紀の歴史物のドキュメンタリーばかり見ている(更新が少し止まっている理由です)。 20世紀は戦争と社会主義の時代であったが、 前者については「駆け引き=ゲーム理論」の観点から、 後者については「インセンティブ=経済学」の観点から、 それぞれ興味をもって見ることができる。

これからしばらくの間『20世紀の歴史とゲーム理論・経済学』のような感じで 収集したネタを紹介していきたい。(まとまればちょっとしたものになるだろう。)

世界の戦後史はほとんど米ソの戦後史、つまり冷戦と一致する。 そして1962年のキューバ危機は冷戦最大のクライマックスであった。

キューバ危機は『博士の異常な愛情』(1964年、S・キューブリック監督)とともに ゲーム理論定番の題材になっている。 (管理人はキューブリックが大好きです。好きな理由はサウスパークが好きな理由とほぼ同じです。)

この人類が経験した最も困難な危機は、チキンゲームという最も簡単なゲーム理論で理解される。

AとBが互いに正面からクルマを走らせる。よけたら負け(チキン)である。 自分だけまっすぐ進み、相手だけよけるのが最高である。 ゲームは下のテーブルのように書ける。

キューバ危機はまさにこれと同じであった。

もちろん単なる2*2ゲームだけでキューバ危機が説明しつくせるわけではない。 だがこのゲーム理論は問題が困難であることを最も簡単に明らかにする。 状況の最初の理解として最適なモデルだし、これを議論の出発点/ベースにすることができる。


▼キューバ危機に関するドキュメンタリーには

  • BSドキュメンタリー 冷戦(24回シリーズ) 第10回「キューバ危機 1959-1962」 日本語版 (ジェレミー・アイザック・プロダクション、ターナー・オリジナル・プロダクション、1998年)

などがあります。