日替わりゲーム理論


2004

12/17 アメフット(3)

2005年2月6日、ジャクソンビル・オールテルスタジアム。 第39回スーパーボウルは王者ニューイングランド・ペイトリオッツフィラデルフィア・イーグルスの息詰まる戦いになっていた。

得点14-14。状況は4Q残り0:38:イーグルス敵陣38ヤードで 3rd down & 10。 今、フィールドゴール(FG)は即頂点を意味する。 イーグルスがやるべきことはより前進してFG成功の確率を高めることである。 ペイトリオッツはなんとか前進を抑えたい。

さてここでイーグルスの実行できるプレイはラン、ショートパス、ミディアムパス、ロングパスの4種類であり、ペイトリオッツの実行できるプレイはラン防御、パス防御、ブリッツ(QB不意打ち)の3種類である。(QB:クオーターバック。攻撃の司令塔。)

プレイの組み合わせは全部で4*3=12種類あり、 イーグルスの選好順序は下のようになっている。 (ゼロサムゲームであるからペイトリオッツの選好順序はこの逆順になる。)

順位が高いことはより前進が期待できることを意味する。 たとえばイーグルスにとって期待獲得ヤード数が最悪になるのは、 ロングパスを狙ってブリッツされる場合である。(この場合期待獲得ヤード数はマイナス、つまり後退である。)

ではイーグルスの最適プレイは何だろうか? またペイトリオッツのそれは?

(明日へ続く。)